アメリカで世界王座奪取し日本人37年ぶりの快挙を成し遂げ、苦難の道を乗り越えた伊藤雅雪(日本・横浜光)の戦績一覧・戦歴一覧をご紹介します。

プロボクサー伊藤雅雪の戦績、苦難の道!

KISSIMMEE, FL – JULY 28: Masayuki Ito of Japan punches Christopher Diaz of Puerto Rico during the WBO Super Featherweight title boxing match at the Kissimmee Civic Center on July 28, 2018 in Kissimmee, Florida.. (Photo by Alex Menendez/Getty Images)
プロ戦績一覧表・戦歴一覧表
プロボクシング戦歴:29戦26勝(14KO)2敗1分 ※2020年4月19日時点
※アマチュア歴なし
プロ戦績一覧表
戦 | 日付 | 伊藤雅雪の対戦相手・タイトル | 勝敗 |
1 | 2009年5月26日 | 藤井克成(ヨネクラ) | 判定3-0勝利 |
2 | 2010年4月12日 | 小澤高広(レパード玉熊) | 負傷判定3-0勝利 |
3 | 2010年8月9日 | 高津俊介(全日本P) | 1R TKO |
4 | 2010年11月2日 | 加川達志(M.T) | 2R TKO勝利 |
5 | 2011年9月28日 | 溜田剛士(ヨネクラ) | 判定1-1引分 |
6 | 2012年5月9日 | 綱嶋享平(RK蒲田) | 3R TKO勝利 |
7 | 2012年7月31日 | 現日本スーパーフェザー級王者 末吉大(帝拳) |
判定2-1勝利 |
8 | 2012年9月27日 | 三浦数浩(ドリーム) | 判定3-0勝利 |
9 | 2012年11月4日 | 山尾和幸(協栄) | 判定3-0勝利 |
10 | 2012年12月16日 | 坂晃典(仲里) | 判定3-0勝利 |
11 | 2013年4月8日 | 増田靖之(石神井S) | 判定3-0勝利 |
12 | 2013年7月19日 | 現日本フェザー級王者 源大輝(ワタナベ) |
判定3-0勝利 |
13 | 2013年9月30日 | ジェフリー・アリエンザ | 10R TKO勝利 |
14 | 2013年12月9日 | 山田健太郎(全日本P) | 2R TKO勝利 |
15 | 2014年4月14日 | 中野和也(花形) | 7R KO勝利 |
16 | 2014年7月30日 | 仲村正男(渥美) | 判定3-0勝利 |
17 | 2014年11月25日 | ライアン・セルモナ | 1R KO勝利 |
18 | 2015年2月9日 | 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 内藤律樹(E&Jカシアス) |
判定0-2敗北 |
19 | 2015年8月10日 | OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦 岩井大(三迫) |
10RTKO勝利 |
20 | 2015年12月14日 | OPBF東洋太平洋王座防衛1 江藤伸悟(白井・具志堅) |
判定3-0勝利 |
21 | 2016年7月28日 | OPBF東洋太平洋王座防衛2 アーニー・サンチェス |
11R TKO勝利 |
22 | 2016年12月31日 | OPBF・WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座統一戦 渡邉卓也(青木) |
判定3-0勝利 |
23 | 2017年4月13日 | WBOアジアパシフィック王座防衛1 ローレンゾ・ビラヌエバ |
9R TKO勝利 |
24 | 2017年9月2日 | グレン・エンテリナ | 6R TKO勝利 |
25 | 2018年3月3日 | ベルゲル・プトン | 9R TKO勝利 |
26 | 2018年7月28日 | WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦 クリストファー・ディアス |
判定3-0勝利 |
27 | 2018年12月30日 | WBO世界スーパーフェザー級防衛戦1 イフゲニー・シュプラコフ |
7R TKO勝利 |
28 | 2019年5月26日 | ジャメル・ヘリング | 0-3判定負け |
29 | 2019年9月13日 | ルーベン・マナカネ(インドネシア) | 6R TKO勝利 |
30 | 中止 |
『苦難の道!』伊藤雅雪
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とても優秀な戦跡をお持ちの伊藤雅雪さんですが、プロ2戦目のわずか1週間前に、原付バイクを運転中、居眠り運転していた人に車に追突され、一命を取り留めましたが、大けがを負われ、医師からはボクシングを行っていくことは難しいと引退勧告を受けたことがあります。
その時の事故で、右足首や腰、両手を骨折し、一度はボクシングをあきらめようかと思われたそうです。
しかし、その後リハビリを行い、試合で相手にKO勝ちできるまでになられました。
すばらしい戦績を打ち立てられた伊藤さんですが、かなりのガッツと粘り強さ、メンタルエネルギーをお持ちです。
中学の時からK-1が好きで、あこがれの選手のようになりたいということから、当時反対していたご両親の反対を押し切り、月謝は自分で払うとボクシングジムに入門されました。
しかし、その時はプロライセンス取得が目的で、試合を行うつもりもなかったそうです。
なんとなくかっこいいと思い入門されましたが、ジム入門から7カ月後、大学生の時にプロデビューを果たされました。
プロ2戦目のわずか1週間前に大けがを負われ、一時期は引退勧告を受けましたが、決してあきらめることなく苦難を乗り越えてリハビリや練習を積み重ねてこられました。
そして、2012年11月4日に行われた第69回東日本新人王トーナメントフェザー級部門決勝で、5回3-0の判定勝ちで東日本新人王となられました。
2012年の12月には、第59回全日本新人王決勝戦フェザー級部門決勝で、5回3-0の判定勝ちを収め、全日本新人王となられました。
それから多くの試合に参加され、25勝という大変すばらしい戦績を挙げられていますが、ここまでの道は決して平たんではなかった。
【日本人史上初】トップランク社と複数年契約
2019年4月13日アメリカのトップランク社と複数年契約を結んだ。
日本人世界王者として、トップランク社と複数年契約を結んだ選手は日本人史上初のこと。※1年3試合の3年契約
【動画】伊藤雅雪が世界戦を実現した行動力について
→WOWOWで伊藤雅雪の試合が放送される可能性が高いです!アーカイブ放送も
