【結果・動画】レリクvsトロヤノフスキー　WBSSスーパライト一回戦,WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ2018年10月7日

　2018年10月7日横浜アリーナで開催されたWBSSシーズン2スーパライト一回戦でWBA世界スーパーライト級タイトルマッチ、王者のキリル・レリク(ベラルーシ)対、同級1位のエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)の試合結果をお届けします。またこの試合は、井上尚弥VSパヤノと拳四朗VSメリンドと同じ横浜アリーナで行われた。

これまでの情報　レリクvsトロヤノフスキー

　王者キリル・レリク(ベラルーシ)、28歳、22勝19KO2敗、2敗はリッキーバンズ地元判定で負け、バルテレミーの際どい判定負け勝利でもいい内容、バルテレミーとは再戦して判定勝ち、この試合はWBA世界スーパライト級王座決定戦となっており王座獲得、実質負けという負けがない選手、今回が初防衛戦となる。

　同級1位のエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア) 、38歳、27勝24KO1敗、元IBF世界スーパーライト級王者、1敗はジュリアス・インドンゴに1ラウンドKO負け王座陥落した。日本人の小原佳太とも2度目の防衛戦で対戦しており、2ラウンドTKO勝ちしている。

試合内容　レリクvsトロヤノフスキー

ややサイズ身長共にはトロヤノフスキーが大きい
boxrecの身長はおかしな気がします177cmレリク175cmトロヤノフスキー
互いにオーソドックス

試合開始　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー

1ラウンド
序盤トロヤノスキーがジャブで仕掛ける展開、中盤レリクが連打で盛り返す、終盤トロヤノフスキーが盛り返す。
ややトロヤノフスキー手数で優勢か
インターバルでトロヤノフスキーの左目下が少し赤くなるのを確認
ハンドスピードとフットワークでレリク、パンチ力でややトロヤノフスキーという印象

2ラウンド
序盤から終盤レリクがジャブから多彩な連打カウンターを仕掛ける。トロヤノフスキーのジャブもほぼ交わされてしまう。
ヒット数や手数で明らかにレリク優勢

3ラウンド
序盤から、トロヤノフスキーはストレート系の連打、レリクがロングのフックのカウンターの連打で打ち合いの展開、全体的にはレリクが優勢。
リプレイ映像ではトロヤノフスキーの右アッパーがきれいに決まっていた。

3ラウンドにトロヤノフスキーのアッパー　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー　WBSSスーパライト一回戦,WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ2018年10月7日

3ラウンドにトロヤノフスキーの右アッパー　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー

4ラウンド
序盤トロヤノフスキーのジャブを多用し距離を作りレリクは中にはいっていけない。
中盤レリクがスイッチしたり接近戦で連打で見せ場を作る。
後半、互いにフェイントの掛け合い、有効打はなく次のラウンドに
ポイントをつけがたいラウンド
リプレイ映像では後半のトロヤノフスキーのカウンター左フックがきれいに決まっていた。

パンチデータ　ジャブスローイン　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー

5ラウンド
トロヤノフスキーのジャブを多用しながらアウトボクシング、レリク鋭い踏み込みで一気に距離をつめ連打、トロヤノフスキーのジャブとアウトボクシングが機能している。と思いきや、ラウンド終盤レリクの素早い連打で有効打を奪い見せ場を作る。

6ラウンド
落ち着いた展開、ラウンド後半、互いに仕掛けるが、どちらにもポイントつけがたい展開。

7ラウンド
前半レリクが鋭い踏み込みで先手で攻撃、トロヤノフスキーやや後手に回る印象

8ラウンド
トロヤノフスキーのジャブが有効的なラウンド。レリクはやや雑な印象、終盤レリクの右のオーバーハンドがヒット、カメラの向きでヒット具合がわからない。全体的にはトロヤノフスキーが優勢

レリクの右のオーバーハンド　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー

9ラウンド
20秒すぎレリクの連打でトロヤノフスキーがロープに詰まる見せ場、中盤レリクがサウスポーにスイッチする場面も

10ラウンド
互いに疲れが見える
ラスト47秒にレリクのオーバーハンドの右がクリーンヒットそこからレリクが畳み掛けるようにジャブから連打を浴びせる。

11ラウンド
ここでも攻撃なのはレリク、だがやや落ち着いたラウンドとなった。

12ラウンド
11秒過ぎレリクの左フックがクリーンヒット、レリク畳み掛けるがトロヤノフスキーが連打で盛り返すが、29秒過ぎカウンターでレリクの左フックがヒット、2分7秒トロヤノフスキー右ストレートが顎にヒット、レリ若干効いている様子。ラスト21秒トロヤノフスキーの右ショートカウンターが浅く決まる。最後レリクが足を使って試合終了。

12ラウンドにトロヤノフスキーの右ストレート　|【結果】レリクvsトロヤノフスキー

多彩な連打やカウンターで攻撃的なレリク、ディフェンシブでしっかりとしたパンチを単発でヒットさせるトロヤノフスキー。レリクのパンチがあたってるように見えるがトロヤノフスキーのディフェンス能力が高く思った以上に浅かったり心が外れている。インターバルのスローモーションの映像で確認。しかしトロヤノフスキー単発で手数が少ない。つけがたいラウンドはレリクに流れそうという印象。