強打オラスクアガの次戦は11月14日(日本時間11月15日)、米国カーソンとの報道
12勝1敗(9KO)のWBO世界フライ級王者、アンソニー・オラスクアガの次戦について、Ring誌がプロモーターのエディ・ハーンの明かしたカードを紹介した。相手はプロ7戦全勝(7KO)のリオ五輪銀メダリスト、ジュベルヘン・マルティネスだ。
報道によると、舞台は現地時間2026年11月14日(日本時間11月15日)、米国カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク。スーパーミドル級のディエゴ・パチェコvsダリウス・フルガム興行のアンダーカードに組まれるという。
主催者のMatchroomと会場も、この日程・会場でのパチェコvsフルガム興行を案内している。オラスクアガvsマルティネスについては、ハーンの発言を伝えたRing誌の取材報道に基づく情報だ。
興行は「The Fight」シリーズとして、米国ではTNT、truTV、DAZNで、世界向けにはDAZNで放送・配信すると主催者が案内している。日本での視聴条件は、現時点で確認できていない。
会場の公式案内では、興行開始は現地11月14日午後2時50分(日本時間11月15日午前7時50分)。これは興行全体の開始案内で、オラスクアガ戦の開始時刻は現時点で確認できていない。
日本で防衛を重ねた強打オラスクアガ、6度目の防衛戦へ
オラスクアガは2024年7月20日、王座決定戦で対戦した加納陸を3回KOで破り、WBO世界フライ級王座を獲得した。その後、日本のリングで防衛を重ねてきた。
2025年3月13日には、元世界2階級王者の京口紘人に12回判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。

さらに2026年3月15日には、防衛戦の挑戦者となった飯村樹輝弥を9回TKOで下した。Ring誌が紹介した今回のマルティネス戦は6度目の防衛戦になる。
京口戦では最後まで戦って判定で勝ち切り、飯村戦では9回に決着をつけた。異なる形の世界戦を経験してきた王者が、今度は米国で五輪メダリストを迎える。
マルティネスはどんな選手? リオ五輪銀、プロ7戦全勝全KO
コロンビアのマルティネスは、2016年リオ五輪の男子ライトフライ級(49kg)で銀メダルを獲得した。五輪決勝まで勝ち進んだ実績を持つ、アマチュア経験豊富な挑戦者だ。
アマチュア戦績については、2018年のインタビューで450戦・20敗と本人が語っている。プロの試合数はまだ少ないものの、アマチュアでは数多くの試合を経験してきた選手だ。
プロ戦績は7戦全勝(7KO)。直近の試合では、2026年5月22日にアンヘル・ベタンクールを8回TKOで破った。
また、WBO公式サイトの2026年9月28日付ランキングでは、世界フライ級2位に入っている。リオ五輪でメダルを獲得したのはアマチュアのライトフライ級で、今回挑むのはプロのフライ級王座だ。
プロの試合数だけを見るとオラスクアガより少ないが、五輪で培った経験もある。「7戦の挑戦者」という数字だけでは捉えきれない相手といえる。
見どころ:世界戦の経験と、五輪銀メダリストの全KO記録
| 比較項目 | オラスクアガ | マルティネス |
|---|---|---|
| プロ戦績 | 13戦12勝(9KO)1敗 | 7戦7勝(7KO)無敗 |
| アマチュア戦績 | 23戦22勝1敗 | 450戦・20敗 (2018年の本人談) 最終通算は未確認 |
| KO率 (プロ全試合) |
69.2%(9/13) | 100%(7/7) |
| 身長 | 163cm (WBO公表値) |
165cm (IBA公表値) |
| リーチ | 166cm (WBO公表値) |
未確認 |
| 王座・順位 | WBO世界フライ級王者 | WBO世界フライ級2位 (2026年9月28日付) |
| 主な実績 | 世界王座の防衛成功5回 | 2016年リオ五輪銀メダル (男子ライトフライ級) |
| 対戦相手の質 (主な対戦歴) |
プロ:元世界2階級王者の京口紘人に勝利。寺地拳四朗との世界戦も経験(敗戦)。 | プロ:対戦相手の質が低い。 アマ:五輪で2度金メダルを獲得したドゥスマトフと、リオ五輪決勝で対戦(敗戦)。 |
KO率はKO・TKO勝ち数をプロの総試合数で割って算出。身長・リーチは各資料の公表値。
ボクシングアートが注目するのは、世界戦を重ねた王者の経験に、五輪銀メダリストの挑戦者がどう応えるかだ。オラスクアガには、KOで終える試合だけでなく、12回を戦って勝利をつかんだ経験もある。
対戦相手の質をプロでの対戦歴から見ると、オラスクアガには京口らとの世界戦の経験がある。一方、マルティネスには五輪決勝まで進んだ経験がある。
ボクシングアートは、プロの世界戦で実績を重ねた王者を重く見ると同時に、挑戦者のアマチュアでの経験にも注目する。
マルティネスの全KO記録は目を引く。ただし、7試合すべてをKOで勝ったことだけで、王者より強いパンチを持つ、今回もKOできると結論づけることはできない。世界王者との対戦で、その記録がどこまで通用するかが焦点になる。
ボクシングアートは、序盤にどちらが自分の攻撃を通せるかに加え、早い決着にならなかった場合の対応も見たい。プロの世界戦で積み重ねた経験と、五輪決勝まで進んだ経験が、同じリングでどのように表れるか。両者の実績を比べながら、試合の流れを追いたいカードだ。
強打オラスクアガvsマルティネス 勝敗投票
出典・画像クレジット
Ring:取材 / Matchroom:興行 / 会場:開始案内 / 帝拳:戦績 / WBO:王者・順位・戦績 / IBA:リオ五輪・体格 / ウズベキスタン五輪委:パリ金 / La Cháchara:本人談 / 対戦画像:ボクシングアート(参照:BoxingScene・U-NEXT) / 写真:U-NEXT/既存記事



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