2018年11月3日(現地時間)アメリカ,テキサス州エルパソのアリーナで開催されたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ベルチェット対、指名挑戦者1位ミゲール・ローマンの試合結果をお届けします。
またこの二人は元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(帝拳)と対戦した二人でもあるメキシカン対決。
これまでのベルチェットとミゲル・ローマン
これまでのベルチェットとミゲル・ローマンを簡単に紹介します。
これまでのベルチェット
Embed from Getty Images
ミゲール・ベルチェット(メキシコ)35戦34勝30KO1敗、26歳。
・王座獲得
2017年1月28日当時WBC世界スーパーフェザー級王者のフランシスコ・バルガスと対戦し、11回TKO勝ちを収めWBOに続きWBCでの王座獲得に成功した。
・三浦隆司と対戦
2017年7月15日アメリカで、WBC世界スーパーフェザー級1位の三浦隆司と対戦し12回3-0(120-109、119-108、116-111)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した。
・直近の試合
2018年6月23日WBC世界フェザー級10位で元WBA世界フェザー級王者のジョナサン・ビクター・バロスと対戦し、3回TKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功。
これまでのミゲル・ローマン
ミゲル・ローマン(メキシコ)72戦60勝47KO12敗、32歳。
・三浦隆司と対戦
2017年1月28日アメリカで、フランシスコ・バルガスVSミゲール・ベルチェットの前座で、WBC世界スパーフェザー級1位の三浦隆司とWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦を行い、12回53秒KO負けを喫しWBC世界スーパーフェザー級王座への挑戦権獲得に失敗。
三浦隆司に負けて以来、4連勝中、2017年12月9日には世界2階級制覇王者オルランド・サリドに9ラウンドTKO勝ちしている。
試合内容ベルチェットvsミゲル・ローマン
ノーグローブタッチで試合始めるベルチェット
No glove touch, no love lost…
Watch #BercheltRoman now on @espn+! ???? vs. ???? pic.twitter.com/LHedUI8o5T
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2018年11月4日
1ラウンド
ベルチェットが積極的に攻めて、ミゲル・ローマンはガードターンがほとんど。ベルチェット飛ばし過ぎでは?と思うくらい攻める
ラスト47秒 ベルチェットがボディパンチに注意?
1-0
2ラウンド
今度はミゲル・ローマンが接近戦を仕掛け、ローマンが優勢の展開、ベルチェット1ラウンドに飛ばしすぎて疲れが見える。
1-1
3ラウンド
互いに疲れが見える。
ベルチェットが中盤からペースを掴み、クリーンヒット連発、ミゲル・ローマン明らかに効いてしまう場面も、互いに12ラウンド戦う気はないペース配分。激闘!
ベルチェット優勢
2-1
4ラウンド
互角のラウンド、ややベルチェットが手数分優勢か
3-1
5ラウンド
ベルチェルトが足を使いアウトボクシング、ローマンがプレスで先手で仕掛ける。手数はローマン。
的確差と連打の見栄えでベルチェットがやや優勢。 ローマンでもいい
4-1
6ラウンド
このラウンドも前半はベルチェルトが足を使いアウトボクシング、中盤、ベルチェットの連打で ローマンがボディが効いてしまい、畳み掛ける連打でローマン、ついにダウン、ベルチェット更にたたみかけローマン2度めのダウン。なんとか立ち上がり試合続行、ローマンなんとかしのぎラウンド終了。
5-1
The champ nearly finished Roman! #BercheltRoman pic.twitter.com/PQ5T18zchl
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2018年11月4日
7ラウンド
ローマン明らかに疲れとダメージが見える。ローマン足をつかい休む、ベルチェット手数ヒットで優勢
8ラウンド
ローマン序盤前進する。 ベルチェットのパンチは的確にローマンを捉えるが、ローマン倒れず。しかし明らかに 疲れとダメージが見える。
トンプソンと三浦の試合を思い出しました。(とても激闘な試合でした)
9ラウンド
1分58秒ローマンがダウン、また立ち上がり、ベルチェルトが猛攻を仕掛け、やっとレフリーストップ。
試合結果ベルチェットvsミゲル・ローマン
互いに序盤からヒートアップの展開に、6ラウンドにベルチェットがミゲル・ローマンから2度ダウン奪い、終わるかと思いきや、ミゲル・ローマンが驚異の粘りを魅せ、9ラウンドに、ベルチェットがミゲル・ローマンから1度ダウン奪った後、ロープ際に連打でまとめるとレフリーが手を振り試合終了となった。王者のミゲール・ベルチェット(メキシコ)が9ラウンドTKO勝ちを収め、WBC世界スーパーフェザー級王座の4度目の防衛を果たし、戦歴を35勝31KO1敗とした。
ストップシーン動画
"This was the toughest of my 4 world title defenses." – @AlacranBerchelt #BercheltRoman pic.twitter.com/Kkay8ItBvT
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2018年11月4日
9ラウンドやっとストップ、6ラウンドで既にローマンは限界だったはず、ミゲル・ローマンがゾンビ化しました。男を魅せたよ。お疲れ様ミゲル・ローマン。 激しい試合でした。
コメントを残す