11月の国内興行、矢吹正道の統一戦への期待、海外の対戦交渉、ソウル大会の結果をまとめた。正式発表と交渉段階の情報を分けて紹介する。
谷口将隆・飯村樹輝弥が再起へ、11月のTBP2大会

TREASURE BOXING PROMOTIONは、11月4日に「15」、11月21日に「16」を後楽園ホールで開催すると発表した。両日とも開場17時15分、開始17時45分。11月4日は谷口将隆、11月21日は飯村樹輝弥がメインイベントに立ち、世界戦での敗戦から再出発する。
11月4日:谷口将隆vsトリニダード
元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(ワタナベ)は、ミニマム級で世界の頂点に立ち、ライトフライ級で再び世界王座を目指す選手。今年4月のレネ・サンティアゴ戦では判定で敗れ、今回が約7か月ぶりの再起戦となる。
相手はフィリピンのエルソン・トリニダード。ライトフライ級8回戦で、再び世界戦へつなげるための一戦に臨む。
同日は、本多俊介vs柳堀隆吾、英豪vs加藤レイズ亜礼史のライト級8回戦、ジェイソン・カノイvs鈴木稔弘の60kg契約8回戦も組まれた。女子ライト級4回戦では、高橋瑠伊がレイ・マンリを相手にデビューする。
谷口将隆vsトリニダード 勝敗投票
11月21日:飯村樹輝弥の再起戦、緑川創はミドル級へ
元日本・OPBF東洋太平洋フライ級王者の飯村樹輝弥(角海老宝石)は、日本、東洋太平洋の王座を経て世界に挑んだ選手。今年3月、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガに初挑戦し、9回TKOで敗れた。今回はその世界戦以来の再起戦となる。
相手は、13戦全勝(7KO)のフィリピン人、アルビン・ジョン・パシオネス。左右の構えを切り替えて戦うスイッチヒッターで、飯村とは51.8kg契約8回戦で対戦する。
ボクシングアートは、無敗の実績に加え、構えを変える対応力を持つパシオネスを、再起戦でも簡単には勝てない相手と見る。飯村が左右それぞれの構えに距離と攻め方を合わせ、自分のペースを作れるかが見どころだ。
元OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者の緑川創(EBISU K’S BOX)は、フィリピンのダン・ダクレスとミドル級8回戦。8月の豊嶋亮太戦を経て、階級を上げて再出発する。
元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の横山葵海(ワタナベ)はバンタム級8回戦に出場するが、対戦相手は未発表。國川透也のデビュー戦なども予定されている。主催者は、追加カードや放送媒体の詳細を順次発表するとしている。
ボクシングアートが注目するのは、谷口と飯村が世界戦での敗戦を次の8回戦にどう生かすか。そして緑川がミドル級でどのような戦いを見せるかだ。
飯村樹輝弥vsパシオネス 勝敗投票
緑川創vsダクレス 勝敗投票
矢吹正道vsサンドバル、統一戦とRing誌王座への期待

世界2階級制覇を果たした矢吹正道との対戦に、世界フライ級のリカルド・サンドバルが意欲を示したとするインタビュー投稿が紹介された。投稿では、フライ級で歴史を作りたいというサンドバルの思いと、3団体統一戦への期待が示されている。
これに対しRing誌側からは、同誌のフライ級ランキングでサンドバルが1位、矢吹が2位であることを挙げ、両者の対戦なら空位のRing誌王座も懸かるとの見解が示された。
対戦希望と王座戦への見解が出た段階で、両陣営の合意や開催日が発表されたわけではない。団体の統一王座に加え、同級の頂点を示すRing誌王座という観点でも関心を集める組み合わせだ。
矢吹正道vsサンドバル 勝敗投票
ムンギアvsゾン、WBAは未承認と表明

WBA世界スーパーミドル級王者のハイメ・ムンギアとニキタ・ゾンの対戦について、WBAが「承認していない」と表明した。公式挑戦者はベクテミル・メリクジエフであり、状況を検討するとしている。
WBAは9月21日付でムンギアとメリクジエフの指名戦交渉を命じ、交渉期限を10月21日に設定していた。今回の焦点は、別の対戦計画をどう扱うかと、指名戦義務との整理になる。
この声明は、試合の中止や王座剥奪を発表したものではない。主催者側の対戦発表と、認定団体による承認を区別して続報を追いたい。
ムンギアvsゾン 勝敗投票
オペタイアvsワイルダー、オファー受諾の続報

クルーザー級で世界王座を獲得したジェイ・オペタイアと、元WBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダーの対戦構想に続報が出た。
ワイルダーのマネージャー、シェリー・フィンケルへの取材を伝える報道では、ワイルダー陣営はヘビー級でオペタイアと対戦するオファーを受諾。フューリーvsジョシュア興行の主要前座として実現するか、返答を待っているという。
同じ報道ではムラト・ガシエフとの対戦についても話し合ったとされており、オペタイア戦の開催決定とは区別する必要がある。受諾したという陣営側の説明から、実際の契約・興行発表へ進むかが次の焦点だ。
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オルティスvsサーマン、160ポンド案は何が違う?

WBC世界スーパーウェルター級暫定王者のバージル・オルティスJr.と、元世界ウェルター級王者のキース・サーマンの交渉について、Ring誌がオスカー・デラホーヤの発言を報じた。交渉は最終段階に近づいているというが、正式決定の発表には至っていない。
注目される条件が160ポンドでの開催案だ。スーパーウェルター級の上限154ポンドより6ポンド、約2.7kg重いミドル級の上限になる。
体重条件が変われば、減量負担や当日の体格差も比較のポイントになる。
オルティスvsサーマン 勝敗投票
どちらが勝つと思いますか?
森脇唯人は初黒星、桑原拓は再起戦勝利|ソウル大会の結果

10月9日に韓国・ソウルで行われた大会では、日本勢2人が対照的な結果となった。
森脇唯人、ユン・ドクノに7回終了TKO負け
東京五輪ミドル級代表で、OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックのスーパーミドル級王座を持って臨んだ森脇唯人は、ユン・ドクノに7回終了TKO負け。陣営が続行を断念し、プロ初黒星と王座陥落を喫した。
両者はこれで3試合連続の対戦。昨年12月の引き分け、今年5月の森脇の判定勝ちを経て、今回はユンが勝利した。森脇にとっては、ここからの立て直しが次のテーマとなる。
桑原拓、約10か月ぶりの再起戦を3―0判定で制す
元OPBF東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(大橋)は、キム・ウヒョンに3―0の判定勝ち。昨年12月のアンソニー・オラスクアガ戦以来、約10か月ぶりのリングを白星で飾った。
初の海外戦で一つ上のスーパーフライ級に臨み、WBAアジア同級王座を獲得した。この地域王座は日本では公認されていない。桑原は試合後の投稿で、日本からの応援と現地で支えた陣営への感謝を伝えている。
ウォーカーvsロチャ、12月5日の挑戦者決定戦を告知

英国・コモンウェルスのウェルター級王座獲得歴があるコナ・ウォーカーと、米国のサウスポー、アレクシス・ロチャが現地12月5日、英国ウォルバーハンプトンのThe Hallsで対戦する。MatchroomがWBA世界ウェルター級挑戦者決定戦として発表した。
コナ・ウォーカーは、前へ出て圧力をかける英国のファイター。5月にはサム・エギントンを10回ストップで破り、直近5連勝のうち4勝をKO・TKOで飾っている。
アレクシス・ロチャは、米カリフォルニア出身で、Ring誌ウェルター級9位のサウスポー。今年は元世界王者のジョセフ・ディアス、ホセ・ラミレスを相次いで判定で下し、世界挑戦を狙う実力者だ。
主催者はDAZNでの配信も告知している。地元で世界挑戦への足場を固めたいウォーカーに対し、ロチャは敵地で大きな勝利を狙う。日本向けの開始時刻などは、今回の告知だけでは明らかになっていない。
ボクシングアートは、ウォーカーの前進に対し、ロチャが左構えから距離と打ち合う場面をどう選ぶかに注目する。
ウォーカーvsロチャ 勝敗投票
細川バレンタイン、ボクシングと仕事を語るインタビュー
元日本王者で、実業家・YouTuberとしても活動する細川バレンタインが、YouTubeチャンネル「トマホーク」のインタビューに出演。競技生活と仕事、自身の転機について語っている。
動画では、会社を離れてボクシングに集中した時期や、競技以外の収入を考えて不動産・宿泊事業を学び始めた経験を振り返る。試合の勝敗だけでは見えにくい、競技を続けるための生活設計が話題の一つになっている。
現在の発信活動だけでなく、リングに立つ側として何を考え、どのように仕事へつなげたのか。その経緯を知るインタビューとして紹介したい。
平本蓮が井上拓真の距離感と足の使い方、大絶賛

世界バンタム級王座獲得歴を持つ井上拓真の技術を、総合格闘家の平本蓮が評価する動画がSNSで紹介されている。投稿で取り上げられているのは、距離感と足の使い方だ。




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