2018年10月14日アメリカ,ネブラスカ州オマハのセンチュリーリンク・センター・オマハで開催されたWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、王者テレンス・クロフォード(アメリカ)対、挑戦者ホセ・ベナビデスの対戦結果をお届けします。前日の公開計量からすでに一悶着ありヒートアップしており激闘の予感がします。
公開計量で乱闘騒ぎ クロフォードvsベナビデス
前日のクロフォードvsベナビデス公開計量で乱闘騒ぎがあった。計量後、ベナビデスとクロフォードのフェイス・オフで向き合ってすぐ、ベナビデスが何かつぶやき、ベナビデスがクロフォードを両手で押しだしクロフォードが後ろにのけぞり、クロフォードが怒り、右フックを繰り出すが、ベナビデスがスウェ-で避け、会場が混乱に陥った。クロフォードの表情は真剣に怒り狂った顔をしており演出ではないと思われる。試合前からすでに試合が始まっていました。
公開計量動画↓
Welterweight title fight between #TerenceCrawford and #JoséBenavidez kicked off a bit early today at the weigh-in 🥊👀 @espn @budcrawford402 @josebenavidezjr pic.twitter.com/JzLgE6vEUv
— WORLDSTARHIPHOP (@WORLDSTAR) 2018年10月13日
これまでの情報 クロフォードvsベナビデス
これまでの情報クロフォード
2017年8月19日、当時WBC・WBOスーパーライト級王者だったクロフォードが ジュリアス・インドンゴ(ナミビア)と4団体統一戦を行い、3回1分18秒TKO勝ちを収めスーパーライト級王者として初めて主要4団体の統一に成功。次の試合2017年10月26日ウェルター級に階級アップし当時WBO世界ウェルター級王者ジェフ・ホーンと対戦し9回2分33秒TKO勝ちを収め3階級制覇を達成した。今回がWBO世界ウェルター級王座の初防衛戦となる。
これまでの情報ベナビデス
ホセ・ベナビデス、26勝18KO無敗、26歳、元WBA世界スーパーライト級暫定王者、弟のデビッド・ベナビデスもWBC世界スーパーミドル級王者。
2016年2月からウェルター級に転向する為王座を返上。2016年8月23日両足を銃撃されてブランクを作るが2018年2月3日にTKO勝ちで復帰している。直近の試合はフランク・ロハス(ベネズエラ)22勝21KO無敗に1ラウンドKO勝ちを収めている。
試合内容 クロフォードvsベナビデス
身長ベナビデスがかなり大きい188cmクロフォード173cmベナビデスはトランクスがお腹の上の方まで上がっているのが気になる
1ラウンド
フットワークを使うクロフォード、ベナビデスはリーチを活かし長い距離でプレッシャーを掛ける。やや落ち着いたラウンド
どちらにも振れるラウンドだがややベナビデス
2ラウンド
ベナビデスはリーチを活かし長い距離をジャブで保っている。中盤クロフォードが接近しボディに連打。またベナビデス距離に
どちらにも振れるポイント難しい
ベナビデスかな
3ラウンド
クロフォードがガードを高く上げジャブの連打から右ボディ頭部に右フックの連打でヒットを積み重ねる。
クロフォード手数ヒットともに優位
4ラウンド
少しずつクロフォード距離になりつつある。クロフォードの連打で前半優位に進むベナビデス手数が減る。後半ベナビデスのボディがいい、が全体的にクロフォード
5ラウンド
ベナビデス手数を増やしてきた。ボディがいい。クロフォードもラウンド終盤半盛り返してくる。
難しいラウンド
6ラウンド
クロフォードはかっちりガードをやめ、上半身を揺らし小刻みにステップを踏みながら連打を仕掛ける。かなりクロフォードの手数が多い。
クロフォード優位
7ラウンド ・8ラウンド
クロフォードがフットワークを使いながら攻撃、ベナビデスの攻撃を足で交わすベナビデスのパンチが当たらない、カウンターでクロフォードの左フック右フックがクリーンヒット。ベナビデスはガードする時間がかなり長くなってきた。
クロフォード優位
9ラウンド
クロフォードの連打後、 ベナビデスが効いていないもっと打ってこいとロープに下がりながらアピールするが、クロフォードいかず。クロフォードが手数ヒット優位に。ベナビデスはもうやりようがない感じ
クロフォード優位
10ラウンド
20秒過ぎクロフォードがロープに追い詰め連打を打つ ベナビデスは誘ってカンター狙ってるが何も出来ていない。このシーンがラウンド終盤にも
クロフォード優位
11ラウンド
ベナビデスがまたロープ際に下がって打ってこいアピール。 ベナビデスのパンチはクロフォードのフットワークで全く当たらない。
クロフォードが手数ヒット優位に。
12ラウンド
ラスト50秒にクロフォードの右アッパーがベナビデスの顎にクリーンヒットでベナビデスダウン、
ベナビデスはなんとか立ち上がり試合続行、クロフォードがロープに追い込み畳み掛けるフラフラのになるベナビデスにレフリーが手を振り試合終了。
6ラウンドからクロフォードが圧倒し始め、ベナビデスなにも出来ず「クロフォード劇場」が繰り広げられ最後に見せ場のダウンを奪いレフリーストップとなった。
試合結果 クロフォードvsベナビデス
王者クロフォードが全体的に主導権を握り12ラウンドには、センセーショナルなアッパーでダウンを奪い、その後すぐロープでまとめて12ラウンドTKO勝ちとなった。勝利したクロフォードは戦歴を34勝25KOと無敗記録を伸ばしWBO世界ウェルター級王座の初防衛に成功した。
スコアカード クロフォードvsベナビデス
パンチデータ クロフォードvsベナビデス
数字で見ても明らか、パワーパンチのヒット率が43%。
ダウン動画 クロフォードvsベナビデス
トップランク公式ダウン動画と試合終了ストップの動画
The shot that signaled the beginning of the end. #CrawfordBenavidez pic.twitter.com/9VXdvQj3ZW
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2018年10月14日
私生活では逮捕されたり、公開計量では右フックをフルスイングでマジ打ちしたりするのに、リング上では冷静なクロフォード。次の試合も楽しみです。
でもモンスターの方がオッズが上なんて
どんだけなんだ!
全試合観たいなー
前日のフック、よく見るとギリギリ当たらないように振ってますね
これも計算だとしたら・・・・計算ともとれるような。とにかく凄い選手です。