2018年10月6日(現地時間)タイ・バンコクで開催されたONE Championship「KINGDOM OF HEROES」アジア最強総合格闘技イベントのメインイベント、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)対、挑戦者イラン・ディアス(メキシコ)の対戦結果をお届けします。
これまでのシーサケット・ソールンビサイ
シーサケット・ソールンビサイ(タイ)46勝41KO4敗1分、31歳。
王者シーサケットは、2017年3月18日に世界4階級制覇王者で当時王者のローマン・ゴンザレス(帝拳・ニカラグア)からWBC世界スーパーフライ級王座を獲得、2017年9月9日に行われた再戦にも勝利している。直近の試合は2018年7月21日に地元タイでノンタイトル戦を行い勝利。また来年、人気ボクシング興行の「Superfly4」にファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との再戦の可能性が報道されている。軽量級スターのローマン・ゴンザレスに2度も勝利していて、最もスーパーフライ級で注目されている選手。
試合内容 シーサケットvsディアス
シーサケットが左ボディストレートでプレッシャーを掛けて前進、ディアスが下がりながらカウンター。
シーサケットが1分50秒過ぎディアスをコーナーに詰め左フックがヒット、そこから連打連打のシーサケットのペース、ディアス結構効いているようす。
2ラウンド・3ラウンド
序盤からシーサケットが重いパンチで仕掛ける。ディアスも下がりながら打ち終わりに返す。シーサケットがヒットを積み重ねシーサケットペース。
わずかにディアスのアウトボクシングが有効的だったが、ラウンド最後にシーサケットの左がクリーンヒット。
5ラウンド
シーサケットのボディが印象的、ディアスも打ち終わりにカウンターでヒットを集めるが、パンチの見栄えの差でシーサケットペースに見える。
6ラウンド
終盤シーサケットの連打で見せ場を作りシーサケットペース
徐々にディアス弱っているように見える
7ラウンド
序盤から終盤までペースを上げてパワーパンチを繰り出すシーサケット、ディアスどうにか足を使い逃げ切る。
8ラウンド
シーサケットが7ラウンド同様ペースを上げてパワーパンチを繰り出すシーサケット、1分50秒過ぎシーサケットがスリップ、ディアスのアッパーでダウンのようにも見えた。
9ラウンド
またシーサケットのスリップシーンがあったが、ディアスの右ストレートで明らかにシーサケットがダウン。ディアスがサウスポーに切り替えるシーンが。
10ラウンド・11ラウンド
ディアスあきらかに疲れとダメージが見える。ボディからヒットを集めるシーサケット
12ラウンド
ディアスが手数ヒットで健闘を見せ場を作り試合が終了。
試合結果 シーサケットvsディアス
シーサケットが終始リードで進むも、8・9ラウンドにシーサケットがディアスのパンチで幻のダウンがあったが、シーサケットが貫禄を見せ判定勝ち(120-108 | 119-109 | 119-109 )を収めた。勝利したシーサケットは戦歴を47勝41KO4敗1分とし、WBC世界スーパーフライ級王座の3度目の防衛に成功した。
シーサケットのダウンが2度スリップになってしまいましたが、ダウンにカウントして判定しても2ポイント差でシーサケット勝利に見えました。ディアスが想像以上に良かったしシーサケットに勝つ鍵も見えました。
やはりタイで、かつには、KOタイ!