2019年9月13日後楽園ホールで開催された日本フェザー級王座決定戦、同級1位阿部麗也(KG大和)vs同級2位佐川遼(三迫)の試合結果を紹介します。
日本フェザー級王座は、2019年5月に源大輝(ワタナベ)が阿部麗也と対戦し引き分け防衛した後、返上した。
日本フェザー級新王者は?【結果・速報】阿部麗也vs佐川遼 2019年9月13日
これまでの阿部麗也・佐川遼
世界上位ランカー阿部麗也は、2019年5月に源大輝(ワタナベ)に挑戦しドロー、源が王座返上。阿部は2戦連続で日本タイトルに挑戦することとなった。阿部は2017年10月当時世界ランカーで3度の世界挑戦経験者の細野悟を負傷9R判定勝利で世界ランクを獲得した。
日本フェザー級2位の佐川遼(三迫)は、名門東京農業大学ボクシング部(アマチュア戦績84戦62勝22敗)を経て、三迫ジムからB級デビューし格上ボクサーに勝利を重ねていき(松本亮、佐々木洵樹、河村真吾)、日本フェザー級2位まで登り詰め、9戦目で日本フェザー級王座決定戦に挑む。
情報RONERより
【結果・勝敗】阿部麗也vs佐川遼
1ラウンド、リードジャブで探り合いの時間が長い。スピードとフットワーク阿部が早いが、そこまで佐川遼と差は感じない。佐川遼のほうが体のパワーとパンチパワーを感じる。
両者、距離感やディフェンスがよく。なかなか大きなクリーンヒットが生まれない。5ラウンド途中採点は、手数が多い右ストレートや右ボディを放った佐川遼の2-1(48-47×2佐川、48-47阿部)を支持、中盤もパワーのあるボディやジャブ、ロング右ストレートでやや佐川遼のペース、終盤8ラウンドから阿部麗也が前に出て素早い連打でペースを取り始めた。試合は判定に。ダウンは1度もない濃厚な技術戦となった。
【コメント】阿部麗也vs佐川遼
佐川遼のコメント「ベルトがあることが信じられない。加藤トレーナーといろいろ想定してやってきたことできた。アマチュアでも1番になったことがなく、王者1番になれて嬉しい。やる前から阿部選手世界ランクは考えてなかった。考えないようにしていた。サポートしてくれてる会社・家族にありがとうと言いたい!」試合後リング上インタビュー
阿部麗也のコメント「距離が遠くて前にいけなかった。想定はしてえいたんですけど」boxingnews.jpより
佐川遼の可能性を感じていたが流石に勝ってしまうとは思ってませんでした。阿部麗也に技術戦を勝利した佐川遼の実力は本物、一気に世界が見えてきた。
日本フェザー級で世界ランクを持っている選手は、WBA同級1位大沢宏晋、WBC9位森武蔵(薬師寺)、OPBF王者の清水聡(大橋)選手が以前まで上位ランクしていた。誰が世界にいち早くたどり着くのか。楽しみです!!
阿部選手の「天才」トランクスはやめた方が良い。恥ずかしい。
昔、下田君の「SUGAR]トランクスにも閉口したけど、それでも彼の場合は「世界チャンピオン」にまで昇りつめたからね。
日本タイトルマッチを2戦連続で落とすようなボクサーを「天才」とは言わない。