激闘の消耗戦【結果・内容】栗原慶太vsストロング小林佑樹 OPBFバンタム級王座決定戦

激闘の消耗戦【結果・内容】栗原慶太vsストロング小林佑樹 OPBFバンタム級王座決定戦

 2018年12月24日大阪・住吉区民センターで開催されたOPBFバンタム級王座決定戦、ストロング小林佑樹(六島)対、栗原慶太(一力)の試合結果・内容をお届けします。激闘の消耗戦【結果・内容】栗原慶太vsストロング小林佑樹 OPBFバンタム級王座決定戦


  
栗原慶太(一力ジム)
12勝(11KO)5敗、25歳。
2015年3月3日9戦目から8連続KO勝利中(勅使河原戦を除く)日本バンタム級2位、OPBFバンタム級3位、WBOAsiaPacificバンタム級5位。
参考情報:RONER

ストロング小林佑樹(六島ジム)
14勝(8KO)7敗、27歳。
2015年12月当時OPBF王者の山本隆寛(井岡)に挑戦し2ラウンドTKO負け。今回がタイトルマッチ3度目の挑戦となる。(IBFアジア含め)

激闘の消耗戦【結果・内容】栗原慶太vsストロング小林佑樹 OPBFバンタム級王座決定戦

OPBFバンタム級王座決定戦、栗原慶太vsストロング小林佑樹の試合内容・結果をご紹介。

試合内容、栗原慶太vsストロング小林佑樹

ボクシングレイズで観戦。

栗原慶太:身長172cmリーチ172cm
ストロング小林佑樹:身長163cm前後と思われる(過去の対戦相手の身長より推測)



1ラウンド

ガードを固めて前進するストロング小林選手。 下がりながらジャブで距離を取りながら連打を繰り出す栗原慶太選手。
20秒過ぎストロング小林選手の右が浅くヒット。
中盤、栗原慶太選手の右フックがヒットし、ストロング小林選手が手をついてしまいダウン。そこまでダメージはなさそう。
栗原慶太選手は倒しに行くがストロング小林選手のガードに阻まれる。ストロング小林選手は接近してボディの攻撃に切り替えてきた。
栗原慶太選手は、ガードが甘く、ストロング小林選手の右を浅くもらったりするケースがおおい。

2ラウンド
ストロング小林選手よりプレスを強め接近戦でボディの連打中心に攻める。
中盤に差し掛かったところで、栗原慶太選手の左フックでストロング小林選手がダウン(2度目)。頭の天辺にあたりバランス崩した形でそこまでダメージはなさそう。しかし栗原選手の強打をガードでヴロッキングしているのでダメージの蓄積が気になるところ。
栗原慶太選手ジャブで距離を作り多彩なパンチでペースを掴む。ストロング小林選手の距離に入れなくなる。

栗原慶太選手のパンチのキレをすごく感じます。しかし中間距離から接近戦のガードの甘さが?なぜだろうというパンチもらう・・見栄えの悪さが目立つ。こういうゴリゴリのファイターが苦手?

3ラウンド
ストロング小林選手の手数、栗原慶太選手の的確なヒット。難しいラウンド。

4ラウンド
ストロング小林選手の接近戦の連打で細かいパンチが有効的に見えた。


5ラウンド
接近戦が多くなる。大きな一発の栗原慶太選手、ストロング小林選手はコンパクトなパンチでヒットを集める。栗原慶太選手はこのラウンド距離を取ろうとせず。ラウンド最後に栗原慶太選手の接近した状態での右フックがカウンターでストロング小林選手の顎にクリーンヒット。ストロング小林選手うしろに倒れダウン(3度目)、完全にやばいダウン、レフリーが手をふる素振りを見せたかと思えば、カウントを始める。なんとか立ち上がるストロング小林選手、試合続行するがすぐゴング。もう足がフラフラでコーナーに戻るのにロープをつかうストロング小林選手。完全に効いてしまっている。
栗原慶太選手のトレーナーがなにか訴えるが、カットされよくわからず。

6ラウンド
序盤から今までにない手数で攻め立てる栗原慶太選手。きっちりガードのストロング小林選手、全く手が出ない、最後盛り返す。

3分たったとおもったが、続けられるラウンド・・・ ボクシングレイズだと画面に秒数がでません。私はボクシングレイズ見るとき、いつも3分タイマーで見てます。3分以降のストロング小林選手の手数が凄い、どんなスタミナしているのか・・・3分で回復しました。
3分まで手数ヒットで栗原慶太選手が優勢に見えたが3分以降はストロング小林選手が優位に、難しいラウンドに・・

7ラウンド
中盤、栗原慶太選手のフックがヒット。後半ストロング小林選手が接近戦でどとうの手数で盛り返す。
ストロング小林選手がやや優位。

8ラウンド
ストロング小林選手が序盤から接近戦を仕掛け連打、栗原慶太選手下がる。中盤終盤、栗原慶太選手も接近戦に応じるが、 ストロング小林選手のコンパクトなパンチが有効的。
ストロング小林選手が優勢のラウンド。

公式公開採点75-74×3

9ラウンド
ストロング小林選手がプレスを強め手数でペースを掴む、栗原慶太選手は手数でない足を使ってさばくがさばききれず細かいパンチをもらってしまう、終盤、栗原選手盛り返すが、ストロング小林選手きっちりガード

ストロング小林選手が優勢のラウンド。

10ラウンド・11ラウンド
栗原慶太選手疲れが見えるめっきり手数がでない。ストロング小林選手は手数でペースを掴む。
ストロング小林選手が優勢のラウンド。

途中で栗原選手の目の上の傷をチェック、3回目

12ラウンド
激しい打ち合いのペースあらそいになる。最後20秒ぐらいのところで、栗原慶太選手のワンツーがショートで決まりストロング小林選手がダウン(4度目)、立ち上がり試合続行、栗原慶太選手が最後倒しに行くがすぐタイムアップとなる。試合は判定となった。


試合結果・勝敗、栗原慶太vsストロング小林佑樹

  試合結果・勝敗は、4度ダウンを奪った栗原慶太選手が3-0(113-111×3)の判定勝利を収め、OPBFバンタム級王座を獲得。激闘の消耗戦を制した栗原慶太選手は戦歴を13勝(11KO)5敗とした。3度ダウンを奪われてから後半怒涛の追い上げを魅せたのストロング小林佑樹選手は3度目のタイトル獲得に失敗、戦歴を14勝(8KO)8敗とした。


栗原慶太選手のコメント

「ストロング小林選手に、失礼なこと言ってしまった。(あまりいい選手ではない的な)ほんとに強かったです。ありがとうございました。」
「簡単に穫れるとは思っていなかったが、非常に苦しい試合だった。」
「価値あるベルトに僕がしていきたいと思います。」
「お客さんの応援のおかげで獲得できました。ありがとうございました。」

ストロング小林佑樹選手の3度ダウンを奪われてから後半怒涛の追い上げ、栗原慶太選手のキレキレのパンチ。素晴らしい試合でした・・しかし6ラウンドは3分以上あるし、確認できなかったがインターバルが2分以上あったとか・・・運営・・・

3 件のコメント

  • かなり問題ある試合運営ですね。まちがいなく6ラウンド目4分の試合と2分のインターバル。5ラウンド終了間際のダウンはストップしないとおかしいです。関係者の厳正な処分をしてもらいたいです。

  • 栗原vsストロング小林、王座決定戦で1R4分!?タイムキーパーのミス連発、処分&再戦検討(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
    「 通常は2人体制のタイムキーパーが1人だった。ミスが頻発し、安河内氏は「あってはいけないこと。公式試合と認めるのか議論しないといけない」とした。週明けに選手権委員会を開き、関係者への処分、無効試合として再戦指令を出すか検討する。」

  • (産経新聞)https://www.sanspo.com/sports/news/20190218/box19021817300003-n1.html
    ボクシングで1ラウンド4分 タイム計測ミスで関係者処分 JBC
     日本ボクシングコミッション(JBC)は18日、昨年12月24日に大阪市内で行われた東洋太平洋バンタム級王座決定戦でタイム計測ミスがあった、と発表した。6回の試合時間が4分間(通常3分)だったほか、インターバルが5回終了後に1分16秒、6回終了後には2分2秒(いずれも通常1分)あった。試合は栗原慶太(一力)がストロング小林佑樹(六島)に判定勝ちした。

     JBCは「プロボクシングの根幹に関わる極めて重大な問題」とし、浦谷信彰JBC本部事務局長を厳重注意処分、試合のスーパーバイザーを務めた小池幸弘氏を当面の間の謹慎処分、タイムキーパーを務めた越島二朗氏を無期限のライセンス停止処分とした。(産経新聞)

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