井上尚弥が参戦中のWBSSシーズン2バンタム級トーナメント決勝戦の対戦相手候補(井上が次戦ロドリゲスに勝った場合)のWBAスーパー王者ライアン・バーネット(イギリス)対、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)のWBA世界バンタム級スーパータイトルマッチでWBSS2バンタム級1回戦が今週末2018年11月3日(日本時間4日)にイギリス,グラスゴーのザ・エスエスイー・ハイドロで開催される。この試合の事前情報をお届けします。
またこの試合にはWBCバンタム級ダイヤモンド王座がかけられていることがBOXRECから判明した。
結果はこちらから↓
これまでのドネアとバーネット
これまでのノニト・ドネアとバーネットを簡単にご紹介。
これまでのノニト・ドネア
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ノニト・ドネア(フィリピン)、35歳、43戦38勝24KO5敗、5敗はほとんどが世界戦での試合、2戦目の判定負け、元WBA・WBO世界スーパーバンタム級スーパー王者リゴンドウ、元WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース、元WBO世界スーパーバンタム級王者ヘスス・マグダレノ、世界2階級制覇王者カール・フランプトン。14回もの世界戦を行っている。また世界5階級制覇王者。アジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者となった人物。
2012年10月13日に西岡利晃(帝拳)と対戦し9ラウンドTKO勝ちしている。
直近の試合は、2018年4月21日にイギリスで、カール・フランプトンとWBC世界フェザー級シルバー王座決定戦で判定0-3で敗戦している。
これまでのバーネット
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ライアン・バーネット(イギリス)、26歳、19戦19勝9KO無敗、岩佐亮佑(セレス)が負けたリー・ハスキンス(イギリス)からIBF世界バンタム級タイトル獲得、2017年10月21日イギリスのSSEアリーナでWBA世界バンタム級スーパー王者のザナト・ザキヤノフと王座統一戦を行い判定勝ちを収め王座統一に成功。直近の試合が、2018年3月31日カーディフのプリンシパリティ・スタジアムでWBA世界バンタム級2位のヨンフレス・パレホと対戦し、12回3-0(120-108が2者、116-112が1者)の判定勝ちを収めWBA世界バンタム級スーパー王座の初防衛に成功した。
ドネアvsバーネット見どころ一覧
ドネアの階級の問題
ノニト・ドネア(フィリピン)35歳ベテラン、直近の試合はフェザー級の階級でフランプトンに判定負け、バンタム級から2階級うえで試合をしており、階級を落として試合がどう影響が出るか、ドネアがバンタム級で試合をしたのは2011年オマール・ナルバエス戦以来(井上尚弥がWBO世界スーパーフライ級王座を獲得した相手)、しかしドネア全盛期に近い階級に落とすことで、全盛期のキレが戻ってくるのではないかという説もあり。
ドネアの体重が落とせない問題?
既にバンタム級1回戦は11月3日が最後、ここに来てWBSSシーズン2バンタム級とスーパーライト級でなにか問題があった場合代わりに出場するリザーバー選手(バンタム級がポール・バトラー、スーパーライト級がビクトル・ポストル)が発表されたことで、噂が噂を呼び、ドネアが体重を落とせなくて棄権するという噂が飛び交っていましたが、問題なく落とせてそうです。(10月31日記者会見の目視)
ドネアだいぶ顔がシェイプされてる問題なく体重は作ってくるのでは、以前どこかの記事で、体重の落とし方、食生活、計量後の戻し方などかなり工夫していた。詳細は長くなるので割愛 #WBSS2 #ドネア pic.twitter.com/YAtXrgbKGM
— ボクシングアート@WBSS-Lovers (@apa_Box) 2018年10月31日
追記、計量は終わりました。詳細は下記から
ノニト・ドネアの体重へのコメント
ボクシングシーンでのインタビュー
ーーあなたは7年間バンタム級として戦っていないが、問題ないのですか?
「私はできると確信している。確かにバンタム級より上の階級で戦っていたのは事実ですが、私は勤勉で規律のあるファイターです。とても健康的な生活を送っている。私は様々な悪い習慣に陥っていない。WBSSに参加する為うまく体重を落とすことができることを確信しています。」
追記、計量は終わりました。詳細は下記から
ノニト・ドネアのトレーナー「ケニー・アダムス」
ドネアのトレーナー「ケニー・アダムス」トレーナー。
プロ世界王者を26人、アマチュアで34人のオリンピック選手を育てた経歴がある。
エドウィン・バレロ、パーネル・ウィテカー、ロイ・ジョーンズ・ジュニア等。
オッズ ドネアvsバーネット
バーネット1.1 vs ドネア7.3
オッズはバーネット有利と出ている。バーネットが19勝で無敗なのと、バーネットの自国での開催が影響していると思われます。しかしドネアは14回もの世界戦を行っているベテラン、蓋を開けてみないとなんとも。
リングマガジンのバンタム級ランキング
1位井上尚弥(日本・大橋)
2位ゾラニ・テテ(南アフリカ)
3位ライアン・バーネット(イギリス)
なんと3位までWBSS2バンタム級トーナメントに出場している選手。
試合前ドキュメンタリー動画ドネアvsバーネット
ノニト・ドネアとバーネットの練習風景など、ご覧いただけます。
バーネットとドネアの試合前コメント
バーネットvsドネアの試合前の記者会見でのコメントをご紹介。
バーネットのコメント
「ドネアは素晴らしい経歴を持っている。私達は、ベストと戦い、世界のベストになる瞬間を夢見る。WBSSが実現させてくれた。ボクサーの為ではなく、世界のボクシングファンの為に必要なもの。」
ドネアのコメント
「これは素晴らしい機会、WBSSは巨大な欲望とインスピレーションを生み出す素晴らしい機会、私は決して内気ではない。偉大な対戦相手とリングにいることを感謝する。」
バーネットvsドネアの勝者はテテと対戦
WBSS2バンタム級トーナメント1回戦の「バーネットvsドネア」の勝者は、10月13日ロシアで1回戦を勝利したWBO王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)と戦うことが決まっている。
井上尚弥が参戦中のWBSS2バンタム級トーナメント状況
井上尚弥が準決勝でエマニュエル・ロドリゲスに勝利すれば決勝戦で、
【テテvs「バーネットvsドネアの勝者」の勝者】
と戦うこととなる。
現在の決勝戦(ロドリゲスに勝った場合)での対戦相手候補
ゾラニ・テテ
ライアン・バーネット
ノニト・ドネア
の3選手となっている。
トーナメント状況は下記の画像から
ドネアvsバーネットの試合時間
メインイベントはイギリス時間で21時と22時なので、日本時間で4日の朝6時と7時になります。WBSS2スーパーライト級のテイラーvsマーティンの後、ドネアvsバーネットがメインになると思います。
WBSS自体今まで、海外の国によってyoutubeで生放送されていますが、日本は今までは見れてないです。
ボクシングアートでは有料VPN契約しているので見れるのですが、
今回、以下のサイトでも海外ではフリーで見れるようです。日本で見れるかはわかりません。
@sportbible – Facebook
@IFLTV – YouTube
@BoxingNewsED – Website
もし見れそうでしたら、ボクシングアートのツイッターでご報告します。
WBSS2バンタム級1回戦
試合済:10月7日「井上尚弥vsパヤノ」@日本,横浜アリーナ
井上尚弥が勝利
試合済:10月13日「テテvsアロイヤン」@ロシア,エカテリンブルク
ゾラニ・テテが勝利
試合済:10月20日「ロドリゲスvsモロニー」@米国フロリダ州オーランド
ロドリゲスが勝利
未試合:11月3日「バーネットvsドネア」@イギリス,グラスゴー
WBSS2バンタム級1回戦
2019年3月頃予定
「井上尚弥vsロドリゲス」@アメリカ?
「テテvs「バーネットvsドネア勝者」」@?
WBSS2バンタム級決勝戦
2019年6月~9月?推測
【「井上尚弥vsロドリゲス」勝者】vs【テテvs「バーネットvsドネア勝者」勝者】@?
かなり気が早いですが、井上尚弥がもし決勝戦まで進んだ場合の対戦相手となる可能性がある二人なので注目したい試合です。
結果はこちらから↓
ドネアが勝って欲しい、必殺の左フック、アッパーなど全盛期のドネアならNO1!井上との対決が最高に盛り上がる!