2019年5月26日に中国でWBA世界ライトフライ級タイトルマッチに挑戦する元WBO世界フライ級王者木村翔の対戦相手、WBA世界ライトフライ級王者カルロス・カニサレス(Carlos Canizales)についてご紹介します。
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【木村翔】5月26日対戦相手情報『カルロス・カニサレス』
木村翔30歳、戦績は22戦18勝(11KO)2敗2引き分けで、最新の試合では2019年の3月30日のOPBF東洋太平洋フライ級シルバー王座決定戦でタイのウィチャー・プライカオに3ラウンドTKOで勝利しています。
今回のタイトルマッチは1階級下のライトフライ級での挑戦となるため気になるのがウェイトの調整ですが、木村は元々ライトフライ級の選手(8試合契約体重含まない)であるため調整には自信を持っています。 また5月22日の練習終わりでリミットまで1.4キロの50.3キロ、減量は問題なさそうです。
Embed from Getty Images王者カルロス・カニサレスの年齢は26歳、ベネズエラのカラカス出身で戦績は22戦21勝(17KO)1引き分けとなっており現在まで無敗です。最新の試合は2018年7月のマレーシアで、リオ五輪出場のルー・ビン2戦目の挑戦者を相手に12ラウンドKO勝ちで王座を防衛しており、今回の一戦は10ヶ月ぶりの戦いとなります。
基本情報カルロス・カニサレス
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名前:カルロス・カニサレス(Carlos Canizales)
愛称:CCC ※本名のCarlos Antonio Canizales Civiraから。
身長:160cm
リーチ:164cm
誕生日:1993年3月11日(26歳)
国籍レジデンス:ベネズエラのカラカス
スタンス:オーソドックス
世界獲得王座:2018年3月18日WBA世界ライトフライ級王座獲得
プロ戦歴カルロス・カニサレス
戦歴:22戦21勝17KO1分
1分は2016年12月31日に当時WBA世界ライトフライ級王者の田口 良一(ワタナベ) に挑戦するも12R判定引き分けで王座獲得失敗。
→5/26伊藤雅雪V2戦・木村翔&久保隼W世界戦・ライブ中継→WOWOWオンデマンド
カルロス・カニサレスのスタイル
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ボクシングスタイルは重いパンチを振り回す強打者のイメージですが、フットワークも軽く捉えにくいタイプの選手です。
特に、後半のスタミナを度外視したような重いパンチを序盤から繰り出してくるため、戦績の中でも序盤のKO勝利が大変多いことが特徴です。
中盤まで試合が長引くと目に見えて疲労していることが分かりますが、南米の選手に多いタフさも持ち合わせているため動きがストップすることもありませんし、多少弱くなっていてもパンチの手数は減りません。
ウィークポイントは強打者に多いボディですが、巧みなクリンチワークなどテクニックもあるため簡単にボディ打ちをさせてもらえず、いいパンチをもらっても3分間耐えきることができるため試合運びが上手な選手と言えます。
身長がカニサレスの160センチ、リーチが164センチに対して、木村翔は165センチ、リーチは169センチもあり、リーチや体格で木村翔が有利です。
左右のフックに気を付けながら射程距離に入り、得意の力強いボディ打ちでチャンピオンのスタミナを奪うことが木村の勝利に結びつくと考えられます。
後半スタミナ切れになることが今までの戦いで分かっているため、前半戦でパンチをもらわずに体力を消耗させることがポイントです。5月26日は両者ともベストコンディションで素晴らしいファイトができるよう、ボクシングファンから注目が集まっています。
カルロス・カニサレス動画
前回の試合のハイライト動画
カニサレスvs田口良一(当時王者)戦動画
【コメント】木村翔vsカルロス・カニサレス
木村翔のコメント
「やり残したことはない。どこでやろうが世界戦ができる喜びがある。ぶっ飛ばしてベルトをとるだけ」
「ベルトをとれば、人気に火が付いて、もっと有名になれる」。
「今回は挑戦者。KOは意識している。打ち合いになるなら、打ち勝つ。足を使ってくるなら、追って捕まえるだけ。タイミングは逃さない」
日刊スポーツより