2018年11月11日(日本時間)にイギリスのマンチェスター・アリーナで開催されたクルーザー級4団体統一戦、王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)対、トニー・ベリュー(イギリス)の対戦結果をお届けします。
ウシクはこの試合に勝利し現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(イギリス)との対戦を望んでいる。
これまでのウシクとベリュー
これまでのクルーザー級4団体統一王者(WBO、WBC、IBF、WBA)のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)と元WBC世界クルーザー級王者トニー・ベリューの基本情報をお伝えします。
これまでのオレクサンドル・ウシク情報
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オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)31歳、15勝11KO無敗、現クルーザー級4団体統一王者(史上4人目)、アマチュアではロンドンオリンピック金メダルを獲得。井上尚弥が参戦中のWBSSのシーズン1(2017開催・決勝は2018年)のクルーザー級トーナメントを制覇している。リングマガジンPFP(パウンド・フォー・パウンド:階級無視ランキング)で5位にランクインしている。直近の試合は、WBSSクルーザー級決勝で、ムラト・ガシエフに大差判定勝ちを収めた。
身長:190cm
リーチ:198cm
スタンス:サウスポー
戦歴:15勝11KO無敗
これまでのトニー・ベリュー情報
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トニー・ベリュー(イギリス)35歳、30勝20KO2敗、元WBC世界クルーザー級王者2015年に公開された映画『ロッキー』シリーズの一作で初のスピンオフ映画作品にライトヘビー級王者のリッキー・コンラン役で演出した。イギリスで人気ボクサーで20KOを誇るハードパンチャー。直近の試合は、2018年5月5日にデビット・ヘイトの再戦で5ラウンドTKO勝ちしている。
身長:191cm
リーチ:188cm
スタンス:オーソドックス
戦歴:30勝20KO2敗
試合内容ウシクvsベリュー
1ラウンド
べリューがジャブを少し放ち、 ウシクは足を使い完全に様子見
静かな展開
ポイントつけようがない
2ラウンド
残り1分8秒ぐらいに、べリューの右があたった後べリューが何やら喋りだす
べリューの右が印象的
べリューのラウンド
3ラウンド
やっと互いに手数がでてきた。やっと試合が始まったという感じ。
24秒過ぎウシク連打からの左がヒット、中盤カウンターの左がヒット
リプレイでべリューの右も軽くヒットしていた
ウシクのラウンド
ウシクはべリューのパンチを警戒し過ぎな感じ
4ラウンド
28秒過ぎウシクの左ストレートがヒット、全体的にウシクがプレスを掛け連打で攻める展開、べリューは下がりながら右一発をカウンターで狙う。
手数ヒットともにウシク
ウシクにカウンターを取ることは難しい様子
べリュー両頬が赤みが出てきた
5ラウンド・6ラウンド・7ラウンド
全体的にウシクがプレスを掛け連打で攻める展開、ウシクがヒットを量産。
べリューは下がりながら右一発をカウンターで狙う。 ロープに追い込まれる場面がかなり増えるべリュー
手数ヒットともにウシク
べリューどこかで鼻血を出し顔がさらに赤くなる。だいぶダメージが溜まってきている
8ラウンド
前半からすこしテンポがアップして攻撃するウシク、残り1分17秒あたりにべリューをコーナーに追い込み 左の強打を2度ヒットさせる。 かなり効いている模様、ウシクたたみかけ左フックでダウンを奪う、べリュー大の字にダウン、起き上がろうとロープを使うも目がうつろ、レフリーが両手を振り試合終了。
試合結果ウシクvsベリュー
徐々にウシクがペースを掴み、王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が8ラウンド左フックでダウンを奪いレフリーが両手を振り、ウシクが8ラウンドTKO勝ちを収めた。勝利したウシクは戦歴を16戦16勝12KOとし無敗記録を伸ばし、4団体統一王座を防衛に成功、リングマガジンのベルトが贈呈された。敵地イギリスでノックアウト勝利しヘビー級王者ジョシュア戦に向け良いアピールとなった。はたして来年ジョシュアvsベリューが開催されるのか?
7ラウンドまでのスコア、ウシクvsベリュー
ウシク 66-67ベリュー |ウシク 67-67 ベリュー| 65-68 ベリュー
パンチデータ、ウシクvsベリュー
Oleksandr Usyk vs. Tony Bellew – CompuBox Historical Review https://t.co/7ntTxD31Y4 pic.twitter.com/qtWOP4ltxG
— BoxingScene.com (@boxingscene) 2018年11月10日
ダウン動画ウシクvsジョシュア
. USYK KO’s Tony Bellew. What a fight! pic.twitter.com/wBAtElZ3CS
— Bible of Boxing (@ringmagazine) 2018年11月10日
ウシクvsジョシュア実現するのか?
ウシクは現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(イギリス)との対戦を望んでいる。
ジョシュアは12月1日WBC世界ヘビー級タイトルマッチ王者ワイルダーvsフューリーの勝者と4月13日ロンドンのウェンブリースタジアムで対戦する。
ジョシュアの所属するマッチルームプロモーターのエディ・ハーンは「2019年の秋にウシクvsジョシュアの可能性がある」とコメントしている。またジョシュアは来年2度しか試合をしない可能性があるとコメント。
ウシクはクルーザー級がこの試合が最後になり、来年ヘビー級に転級する予定。ジョシュアが所属するマッチルームプロモーションと契約した。(K2プロモーションズと共同プロモート)
今回の試合で敵地イギリスでノックアウト勝利し、ヘビー級王者ジョシュア戦に向け良いアピールとなった。
目次リンク
今回日本でもDAZNで放送されました。ジョシュアもマッチルームプロモーションで既にDAZNで放送していて、ジョシュアvsウシクもDAZNで放送される可能性高いです。
>直帰の試合
試合の後、ジムに寄らずにおうちに帰る感じかな?もしくは直近のまちがいか。
>はたして来年ジョシュアvsベリューが開催されるのか?
されないんじゃないかな。それよりジョシュアvsウシクに興味があります。
直近の間違いでした。確認ありがとうございます。助かりました。
私もジョシュアvsウシクが興味あります。フューリーvsウシクもみたいです。